わたしは研修講師ですが、研修で何か一発逆転ゲームのようなことはないと思っています。
たとえ3日間山にこもって「開眼」したとしても、日常という強硬な装置の中では、無力な物です。
どんなにすばらしい先進的な仕組みを導入しても、その「~~制度の効果」が形骸化する早さは、みなさんも薄々お気づきでしょう。
組織の持続可能性を高める、とはつまり、社会の変化、顧客の変化に対応しながら、自社の価値を高め続けることでしょう。
それは誰がするのか?経営陣がすべてを決めて、社員がただそれを実行すればいいのか?
それも一つの手段ではあるでしょうが、もっといいのは、すべての社員が「自社のこと」を「経営者の視点」で考え、行動できることではないでしょうか。
つまり、社員の「自ら考えて動く力を育てる」ことでしかないと思います。
「それはわかっているよ、そうなればどれほどいいか」、
そんな声が聞こえます。
「そんな会社は理想だけれど、どこにあるのだ?」そんな声もします。
無理だね、と思うのがもしも管理職や経営陣であったとしたら、そして「若い人だけ研修受けさせたらいい」と思っているとしたら・・・?それはかなり残念なことになります。
研修は気づきときっかけを作る場
職場は、習慣付け、実行する場です
学んだことの「転移」までが研修ともいえるでしょう。
研修のご提案をするとき、そこまでをともに考えることが大切なことだと考えています。
(必要に応じて、組織変革に関わるパートナーもご紹介させていただきます)
(続く)