リモートワークでなにかと部下のマネジメントに悩んでいるという話を聞く。

前にもこんな話を見てびっくりした。

眠くなったら視線をパソコンカメラで関知してクーラーから冷風が出てくるとか
テレワークの社員の通信内容を確認し不正行為がないかをチェックするとか

もう脱力しちゃう。
なんなの、その、目を離したら人はサボるっていう人間観。
会社と社員の関係は、生徒指導の先生と不良生徒なのか。
もうちょっと人のやる気はどういうときに出るかとか
マネジメントの課題とか、仕事の進め方とか、意思決定のあり方とか
ほかに工夫したり、考えることあるだろうに。
現場の「勘」だけじゃなく、理論も少しは使えばいいのに。
無勉強を棚に上げて、鞭と監視で人をどうにかしようだなんて、ほんといつの時代だろう。

青山学院大学が箱根駅伝めっちゃ強くなって、その指導者があちこちで話しているので
教えてもらうといいと思う。ほんと、心から。
選手が考えて自主的に動くことがどれほどチームを強くするかってこと。

信じてくれた相手には信頼を返す。
そういうものじゃない?
こいつなにやらかす?見てないとちゃんとやらないだろ?

って思われてる目線の中では、人は期待に応えない、って決まってる。

そりゃね、あかんやつもいるだろうね。少しはね。
そのためにすべての人に疑い掛けるのって、合理的なのかしらねえ。
そのロスのほうが、うんと大きい気がするけど。

遠い遠い遠い昔(いつだよ・笑)
やっと一人暮らしを始めたときの解放感(親が結構うるさかったので)
でも、そうしたらなんだかちゃんと暮らそうと考える自分に気が付いた(笑)
誰もチェックしないと、自分でちゃんとしようとするらしい。

なのでわたしは
何か悪いことをしそうだ、と思って人を見るより
きっと大丈夫、って思って見て付き合うほうがいい。
少しくらい損しても、わたしは性善説のほうに行く。
それは、わたしがいい人なんじゃなくて「メンドクサイ」のが嫌いだから。
そして、結果トータルでみたら、得だなって思ってきたからかもしれないなあ。

そういう関係性のほうが、よいアイデアもチャレンジ精神も育まれるんじゃないかと思うのですよ。